The Go-Go’sのvacationの英語文法を解説してみた | ぼく的ニュース

The Go-Go’sのvacationの英語文法を解説してみた

音楽

洋楽で勉強したことはありますか?
日本人が英語を楽しく勉強する方法として
海外での映画作品を吹き替えなしで見たり
洋楽を聴いたりすることで学ぶことがありますよね?

今回はそんな洋楽で英語文法を学ぼうということで記事にまとめてみました。

今回ご紹介する曲は、1982年にリリースされた、
米国の女性ロックバンド、The Go-Go’s の”Vacation” です。

今回英語文法について解説してみました。

The Go-Go’s “Vacation”

 

女性ロックバンドのゴーゴーズによる1982年のシングルである。曲はアルバム『ヴァケーション(英語版)』からの1枚目のシングルカットとして発売された。

ゴーゴーズの最大のヒット曲の1つであり、1982年8月にBillboard Hot 100で8位に達した。7インチのビニル版で発売され、B面にはサーフ・ロック「ビートニック・ビーチ」が収録された。またI.R.S.レコーズ(英語版)で初めてカセット・シングル(英語版)(キャシングル)が発売されたことでも知られる。(Wikipedia)

The Go-Go's – Vacation

 

歌詞は以下の通りです。

※行ごとに数字を割り当て、後に解説しています。

Vacation 歌詞

1. Can’t seem to get my mind off of you

2. Back here at home there’s nothin’ to do, ooh

3. Now that I’m away

4. I wish I’d stayed

5. Tomorrow’s a day of mine that you won’t be in

6. When you looked at me I should have run

7. But I thought it was just for fun

8. I see I was wrong

9. And I’m not so strong

10. I should have known all along that time would tell

11. A week without you thought I’d forget

12. Two weeks without you and I still haven’t gotten over you yet

13. Vacation, all I ever wanted

14. Vacation, had to get away

15. Vacation, meant to be spent alone

16. Vacation, all I ever wanted

17. Vacation, had to get away

18. Vacation, meant to be spent alone

 

解釈のポイント

1. 主語の I が省略されています。これは日本語でもそうですが、英語の歌詞ではよくある表現です。

get A off B 「B を A から離す、離れる」

これに「分離の of 」が後に付く「get A off of B」ことで、より一層強い意味となっています。

分離の of の例: rob A of B

depribe A of B

いずれも「AからBを奪う」

否定(not)があることで、「どうしても離れられない」

3. Now that 「今や、今となっては」

5. be in 「参加する、そこにいる」 対義語は be out

8. 9. 文末の wrong と strong が韻を踏む表現となっています。

10. should have 過去分詞 「~すべきだった」過去にしなかったことに対する後悔を表現しています。

all along 強調の表現です。

11. thought の主語 I が省略されています。

12. get over 「乗り越える、克服する」

have not ~ yet この yet は、現在完了形の否定の表現において、強調の意味を表します。

13. ここから18.まではサビの部分で、リズミカルな表現とするために Vavation をすべて先頭に
持ってきています。

そのため、表現に少し工夫がなされています。

13. は普通に書くと、All I ever wanted was vacation.

All I ever 「私はずっと~、私はとても~」

ここで文末の vacation を先頭に持ってきているので、関係代名詞 which を用いて

Vacation was which all I ever wanted.

vacation は wanted の目的語ですが、これが先にあるため、

それをつなぐ役割として which を使用しています。

そして、この was which が省略されています。

14. Vacation, の後に主語の I が省略されています。

had to 「~すべきだった(のに、実際はしなかった)」

過去の行為(しなかった事)への後悔

get away 「~から逃げる、脱走する、(~に)縛られない」

15. mean to 「~を意味する、~を意図する」

 

 

The Go-Go’s “Vacation”の和訳はこうなる!

以上を踏まえるとこの曲の和訳は、以下の通りです。

 

1. (私は)あなたのことが(どうしても)頭から離れない。

2. 家に帰って(も)、何もすることがない。

3. 今となっては、(あなたと)離れ離れになってしまった。

4. あなたのもとに、留まるべきだった。

5. 私にとって、明日(という日)は、あなたが(そばに)いない日であることを意味する。

 

6. あなたが私を(振り向いて)見た時、駆け寄って(飛び込んで)行くべきだった。

7. しかし、それはただのふざけたことだと思った。(だからしなかった)

8. それは間違いだったことは分かっている。

9. それに、私は(そのようなことができるほど)そんなに強くない。

10. 時が経てば解決してくれることを知っておくべきだった。

 

11. あなたがいなくなって1週間(が経てば)、(あなたのことを)忘れられると思っていた。

12. あなたがいなくなって2週間(が経った)、(なのに)私は未だにあなたのことが忘れられないでいる。

 

13. 私はずっと夏休みを楽しみにしていた。

14. (この夏休み、)(あなたのもとに)飛び出して行くべきだった。

15. (私にとって)夏休みは、一人ぼっちで過ごす(寂しい)期間であることを意味することになった。

16. 私はずっと夏休みを楽しみにしていた。

17. (この夏休み、)(あなたのもとに)飛び出して行くべきだった。

18. (私にとって)夏休みは、一人ぼっちで過ごす(寂しい)期間であることを意味することになった。

 

最後に

リスニング、とりわけ英語の曲の聞き取りは、非常に難しいものです。

しかし、歌詞を読んでいただければお分かりですが、
特に大学受験でよく出題される文法やフレーズが
多くちりばめられていて、高校卒業レベルの比較的平易な英文です。

もし良かったら参考にしみてください。ありがとうございました。

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